2010年1月23日土曜日

津別町木質バイオマス説明会・視察見学会










1月22日(金)に津別町中央公民館において、農林水産省事業津別町木質バイオマス説明会を開催しました。当日はマイナス20℃近くまで冷え込む寒い日でしたが、全道各地から約70名の方にお集まりいただきました、皆様ありがとうございました。
今年度の説明会ですが、2月12日(金)稚内市全日空ホテル、3月10日札幌市かでる2.7で開催します。お申込みは、NPOあうるず までお願いいたします。(電話0155-67-6305)

翌23日(土)には津別町内の木質バイオマス施設(木質ペレット工場、ボイラー施設、発電施設)を視察するバスツアーを開催。
津別町バイオマス説明会 次第
1.開会挨拶 津別町長 佐藤多一
2.情報提供「農林水産省バイオマス関連情報」
3.事業説明 NPOあうるず 竹内良曜
4.基調講演 「北海道の今後のバイオマスの活用」北海道水産林務部林務局林業木材課 需要推進グループ 主幹 綾部 勉 氏
5.事例報告①「北海道における木質バイオマス利用の事例」北海道バイオマスリサーチ株式会社 井上 嘉明 氏
6.事例報告②「木質バイオマスを生かした地域づくり」津別町役場産業課農政グループ主幹 深田 知明
7.事例報告③「北海道における木質バイオマスコージェネレーションの取り組み」津別町単板協同組合 次長 松本 洋 氏
8.ワークショップ
現地視察 ①ペレット製造施設 ②木質バイオマスボイラー ③丸玉産業木質工場 ④丸玉産業木質バイオマス発電施設
津別町佐藤町長の開会ご挨拶。津別町の林業・木材加工業の歴史、木質バイオマス事業の取り組みについて説明していただきました。津別町では、木質ペレット工場、木質ペレットボイラー、木質バイオマス発電施設を導入、年間6.9万トンのCO2を削減しています。

説明会後、実施した講演者と来場者によるワークショップ。コーディネーターはNPOあうるず菊池貞雄。
ワークショップで、NPOあうるずからは木質バイオマス利用自治体が連携する協議会の立ち上げについて提案させていただきました。導入事例、トラブルなどの情報を共有することで木質バイオマスの普及が進み、各々の自治体で取り組むよりも、組織化により政策提案などが行いやすくなる。







来場者と北海道の木質バイオマスの政策について議論を行う北海道庁綾部主幹。”私案”として今後の北海道の木質バイオマスの普及に向けた社会システムのあり方について発表していただきました。
津別町深田主幹は、バイオマスエネルギー生産・利用による地域産業創出の経済評価について今後の課題と主張。利用者が支払うバイオマスエネルギー料金は”石油”と違い、地域に落ちるお金となり、この部分をどう評価していくかが、バイオマスエネルギーの普及につながっていきます。


















ワークショップで来場者の質問に回答するバイオマスリサーチ株式会社井上氏 。海外のバイオマスエネルギー政策も調査している井上氏からは、日本版木質バイオマス普及計画について提言してしていただきました。
津別町単板協同組合松本次長からは、国内最大規模の木材加工施設施設「丸玉産業」での木質ペレット製造の取り組み、津別町の木質バイオマス発電の現状と、CO2削減効果についての検証結果を発表していただきました。















23日視察バスツアーはペレット工場、木質バイオマス発電施設、公共施設など木質バイオマスボイラーを視察。(ペレット工場の木材をふんだんに使用した豪華な梁。さすが木のまち津別!)
 津別町スキー場お隣の「津別町木材工芸館」では、木の種類に応じた加工技術・用途について学ぶことができます。(木材製品のお土産も買うことができます。品揃えが豊富)









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