2010年7月9日金曜日

環境バイオマスセミナーinとかち 開催しました

7月8日、帯広市とかちプラザにて「環境バイオマスセミナーinとかち」を開催しました。


口蹄疫対策で来年に延期になった国際農業機械展のオープニングにあわせて企画しましたので、お客さんが集まるのか心配していまいたが、道内各地から80名にお集まりいただきました、ありがとうございました。

日本大学大学院野池教授からは、国内外のメタン発酵施設についてご紹介いただきました、バイオエネルギーの中でも採算性が高いバイオガスは今後もっと普及しなければならない社会システムですが、普及のカギとなるのは、さまざまなバイオマスの組み合わせによる混合発酵により、バイオガスの増産と発酵の安定化が図れるとのことでした。











東京大学大学院森田教授からは、休耕田を活用した多収米栽培によるバイオエタノール生産に関する研究についてお話いただきました。
休耕田を活用した米の利用については、食料、飼料、肥料、原料と販売価格の高い順に販売し、売れ残ったものについては、いちばん販売価の低いエネルギーとして販売すればよく、そのような社会システムを構築することで、農地をフル活用して農地としての機能を維持することが重要とのことでした。











セミナーの後半では、お集まりいただいた皆さんと総合討論、北海道のバイオマス振興について、バイオマスの売電価格への要望や、地域のバイオマス利用について情報提供いたsだきました。
▼写真 会場からの質問に回答する帯広畜産大学梅津教授、コーディネーターはNPOあうるず菊池専務理事




















▼写真 士幌町鈴木さんからは、バイオガスプラントの稼働状況についてお話いただきました。興部町役場斎藤係長からは、現在進めている興部町のバイオガスプラント導入計画について情報提供いただきました。





















▼写真 セミナー開催前、野池教授、森田教授と打ち合わせ。森田教授の乾杯で懇親会スタート。