2010年12月21日火曜日

ソーシャルファームジャパン第3回総会

ソーシャルファームジャパン第3回総会

平成22年12月19日(日)、東京都新宿区戸山サンライズにて、ソーシャルファームジャパン第3回総会が開催されました。
ソーシャルファームジャパンは、就労機会に恵まれない方の経済的支援を目的として活動が始まり、今年で3年目となります。
これまで、全国で様々な活動が実施されており、今回は、各地の事業者から活動内容について発表していただきました。

また、午前中に開催されました幹事会にて、
来年の第4回総会は、10月16日(日)13:00開始、場所は同じく戸山サンライズにて開催することが決定いたしました。多くの方の参加をお待ちしています。












1年間の活動報告を話す、ソーシャルファームジャパン炭谷理事長


全国事例発表
・NPOコミュニティシンクタンクあうるず 菊池専務理事
・財団法人鉄道弘済会 松坂氏
・NPOたんぽぽ 桑山会長
懇親会/乾杯挨拶は、武蔵野美術大学 宮島教授

2010年11月1日月曜日

北海道家畜バイオガスプラント事業推進協議会











10月27日(水)、北海道家畜バイオガスプラント事業推進協議会が開催されました。











本協議会は、家畜ふん尿を原料とするバイオガスプラントが稼働する地域の自治体が集まり、構成されています。会長は鹿追町吉田町長、これまで自治体だけが集まり開催され、政府へのバイオガス利用促進に向けた提案書などを提出してきました。






今回からは利用者である農家、メーカーも参加、
バイオガス発電による電力の買い取り制度について、資源エネルギー庁エネルギー対策課黒部さんから情報提供、町村農場の町村さんからは導入されているバイオガスプラントの現状について報告いただき、参加者を交えてディスカッションが行われました。






今回は、札幌で会議が行われましたが、参加できなかった農家さんからは、地方での開催を望む意見がありますので、今後全道各地での開催が期待されます。

2010年10月23日土曜日

地域デザインセミナー















10月23日(土) 農産物を活かした地域デザインセミナーが開催されました。昨年度から続いていて、今回は記念すべき10回目のセミナーとなりました。

講師に、
・NAC商品開発研究所代表取締役 中田晢夫さん
・株式会社良品計画 品揃え開発担当マネージャー 萩原富三郎さん
をお迎えして開催しました。

無印良品の商品開発、今現在人気のある通販サイトなどの分析データから、十勝における農産物のブランド開発の視点について、アドバイスをいただきました。

マズローさんによると5段階目で「自己実現の欲求」が最高レベルとなっているようですが、その後の欲求として、社会貢献などボランタリーなゾーンに何かを求めていくとのこと。その辺りが、今後のブランド開発のキーになります。
(写真上:左が萩原さん、右が中田さん)







2010年10月19日火曜日

あま肌 販売開始!















奄美地方のみで製造されている焼酎、それが、黒糖焼酎です。
その製造プロセスで生まれる貴重な「もろみ」を原料に開発された化粧品「あま肌」が、エコテクノ開催にあわせて販売が開始されました。

「あま肌」のパッケージデザインを担当させていただいたのが、NPOあうるず。
奄美と北海道十勝、遠く2千数百km離れたデザイン交流のきっかけが生まれたのが、2009年のエコテクノの懇親会からでした。
(思い起こせば、竹内のブログデビューがこのエコテクノ2009でした。その懇親会の写真もちゃんと投稿してあります。)


それから2カ月、東京の居酒屋で再開、夜も深まる頃、
NPOあうるずのヒヨコデザインプロジェクトにできる仕事が奄美に無いかとお願いしました。
同年大晦日には、NPOあうるず竹内が奄美大島まで出向き、アマミファッション研究所の原さん、奄美市役所の豊さんと、デザイン会議を行い、白熱、時間が足りず、朝まで黒糖焼酎を酌み交わし議論をかわしました。

初めての出会いから1年、同じエコテクノ会場で感慨無量の販売初日をむかえました。

写真:エコテクノ2010「あま肌」ブースにて、開発担当者の株式会社アマミファッション研究所の原さんと、竹内

都市型農業と循環型社会セミナー in神戸

10月16日(土)、神戸市私学会館で、「都市型農業と循環型社会セミナー~身近な資源を活用して環境・エネルギーを考える~」を開催しました。

ご来場、ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

前日まで、北九州市のエコテクノに参加、ハードスケジュールでした。
神戸市北区の弓削牧場をモデルに都市型酪農のふん尿処理におけるバイオガスプラントの可能性について各分野の専門家の先生から情報提供いただき、来場者とのディスカッションを行うことができました。
(写真:開会のご挨拶をする弓削牧場弓削場長)





◆情報提供
①「メタン発酵の今日的意義と課題」
  日本大学大学院総合科学研究科 野池 達也 教授
②「神戸市弓削牧場におけるバイオガスプラントの可能性」 
  神戸大学農学部 井原 一高 助教
③「消化液の野菜栽培への利用の試み」 
  兵庫県立農林水産技術総合センター 大西 忠男 技術参与








会場とのディスカッションの冒頭、弓削牧場のバイオガスプラント計画をプロデュースしてきた帯広畜産大学梅津教授より、これまでの検討の経緯について説明。
(写真:会場では、バイオガスプラントでメタン発酵した消化液をまわして、においを嗅いでもらいました。)

















エコテクノ2010 バイオマスNPOサミット 開催!

久しぶりのブログです。前回更新のときは、まだ夏だったような、、、季刊誌化しています。)

今年も、10月13日~15日まで北九州市で開催されていました、エコテクノ2010に行ってきました。
お世話になりました皆様、どうもありがとうございました。

ブース出展と、セミナー開催をしました本事業は、NEDO新エネルギー等非営利活動推進事業の補助を受けて実施しました。(写真は、NPOあうるずブースでお客さんに説明するNPOあうるず菊池専務理事)

◆NPOあうるず展示ブース
 バイオマス、COMUNIエゾシカリュック、ソーシャルファーム、奄美黒糖焼酎化粧品「あま肌」など、幅広いジャンルの展示を行いました。

◆バイオマスNPOサミットinエコテクノ2010
 昨年のエコテクノで第1回を開催、来場者からは、「地域でバイオマスを利用したいが、やり方がわからない。」、「専門家はどこにいて、何を相談したらいいのか?」などのご意見をいただきました。
 しかし、同じような成功事例はどこかにあるはずで、その情報にたどりつくことができずに皆さん困っている状況がわかりました。
 そこで、NPOあうるずと、JORAでは、それらの問題を解決するための「プラットフォーム」づくりの準備を、1年間かけてしてきました。
 今年は、その準備の状況に説明を行い、地域のNPOからバイオマスの取り組み事例を発表していただきました。後半は来場者とのディスカッションを行いました。

地域事例発表
・北海道:NPOコミュニティシンクタンクあうるず 菊池専務理事
・長野県:NPO南信州おひさま進歩 池戸理事
・福岡県:NPO環境コア 松尾副理事長
・全 国:社団法人日本有機資源協会JORA 嶋本参与

今年は、資金面など新たな課題について話し合うことができましたので、バイオマスのプラットフォームづくりに向けて、前進したいと思います。

ご来場いただきました皆さん、ありがとうございました。
(写真は上から、講師と来場者とのディスカッション
、NPO南信州おひさま進歩池戸理事、NPOあうるず菊池専務理事、JORA嶋本参与、NPO環境コア松尾副理事長)

2010年7月9日金曜日

環境バイオマスセミナーinとかち 開催しました

7月8日、帯広市とかちプラザにて「環境バイオマスセミナーinとかち」を開催しました。


口蹄疫対策で来年に延期になった国際農業機械展のオープニングにあわせて企画しましたので、お客さんが集まるのか心配していまいたが、道内各地から80名にお集まりいただきました、ありがとうございました。

日本大学大学院野池教授からは、国内外のメタン発酵施設についてご紹介いただきました、バイオエネルギーの中でも採算性が高いバイオガスは今後もっと普及しなければならない社会システムですが、普及のカギとなるのは、さまざまなバイオマスの組み合わせによる混合発酵により、バイオガスの増産と発酵の安定化が図れるとのことでした。











東京大学大学院森田教授からは、休耕田を活用した多収米栽培によるバイオエタノール生産に関する研究についてお話いただきました。
休耕田を活用した米の利用については、食料、飼料、肥料、原料と販売価格の高い順に販売し、売れ残ったものについては、いちばん販売価の低いエネルギーとして販売すればよく、そのような社会システムを構築することで、農地をフル活用して農地としての機能を維持することが重要とのことでした。











セミナーの後半では、お集まりいただいた皆さんと総合討論、北海道のバイオマス振興について、バイオマスの売電価格への要望や、地域のバイオマス利用について情報提供いたsだきました。
▼写真 会場からの質問に回答する帯広畜産大学梅津教授、コーディネーターはNPOあうるず菊池専務理事




















▼写真 士幌町鈴木さんからは、バイオガスプラントの稼働状況についてお話いただきました。興部町役場斎藤係長からは、現在進めている興部町のバイオガスプラント導入計画について情報提供いただきました。





















▼写真 セミナー開催前、野池教授、森田教授と打ち合わせ。森田教授の乾杯で懇親会スタート。



































































2010年6月17日木曜日

廃食油回収! バイオマスライブinおこっぺ夏まつり

興部町では、バイオマスライブの開催に向けて、廃食油を回収しています。(賞味期限切れの食用油も対象です。)写真は役場玄関に設けられた回収場所です。8月7日、8日の「おこっぺ夏まつり」で「バイオマスライブ」は開催されます。回収された廃食油はBDFに精製されて、BDF発電機で発電し、その電気で野外コンサートを実施します。CMソングをうたっている「SE-NO」の他、地元バンドが多数出演します。音楽ライブの他、環境セミナー、バイオマスパネル展、景品のあたるバイオマスクイズ大会などの企画もありますので、皆様のご来場をお待ちしています。

昨年のおこっぺバイオマスライブでは、興部町内で回収された廃食油から、130リットルのBDFを生産することができました、そのうち2日間のライブで使用したBDFは50リットルでした。

廃食油を集める、家庭でできる小さなことですが、その結果が音楽ライブになると、エコな運動も楽しみながらできますね。


2010年6月14日月曜日

環境バイオマスセミナーinとかち

「環境バイオマスセミナーinとかち」 開催!

7月8日(木)14:30から、帯広市とかちプラザにて、「環境バイオマスセミナーinとかち」を開催します。
基調講演は以下の2題、
日本大学大学院 野池達也教授から
   「メタン発酵の今日的意義と課題」
東京大学大学院 森田茂紀教授から
   「日本の農業とバイオマス」

バイオガス、バイオエタノールをテーマにお二方にお話いただきます。
参加費は1,000円で、セミナー終了後に会費制(5,000円)の懇親会も用意していますので、バイオマスにご興味のある方は是非ご参加ください。
お申込みは、NPOあうるず(電話0155-67-6305)までお願いいたします。

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環境バイオマスセミナーinとかち

■参加費:1,000円
■日時:平成22年7月8日(木)14:30~17:30
■場所:帯広市とかちプラザ視聴覚室(帯広市西4条南13丁目)
■基調講演
①「メタン発酵の今日的意義と課題」
  日本大学大学院総合科学研究科 教授 野池 達也 氏
②「日本の農業とバイオマス」
  東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 森田 茂紀 氏
■総合討論
コーディネーター
NPOあうるず 専務理事 菊池 貞雄

☆懇親会 18:00~20:00/帯広東急イン
  会費5,000円

■お申込み・お問い合わせ
 NPOあうるず 電話0155-67-6305

2010年6月4日金曜日

農産物を活かした地域デザインセミナー

6月18日(金)16:00~、とかちプラザにおいて、「農産物を活かした地域デザインセミナー」を開催いたします。昨年度から実施していまして、今回で8回目となります。
今回の講演は、武蔵野美術大学長澤忠徳教授より、「地域のデザイン戦略について」、同大宮島慎吾教授より、「デザインによる地域起こし」についてです。デザインによる地域振興について、みんなで考えてみませんか?






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第8回 農産物を活かした地域デザインセミナー
日時:平成22年6月18日(金)16:00~18:00
場所:とかちプラザ304号室

セミナー内容
・主催者挨拶
・事業説明
・基調講演
 「地域のデザイン戦略について」武蔵野美術大学教授 長澤忠徳 氏
 「デザインによる地域起こし」武蔵野美術大学 宮島慎吾 氏
・質疑応答

2010年6月3日木曜日

雪氷冷熱エネルギー 鹿追町の巻


雪氷冷熱エネルギーは、バイオマスエネルギーなどとともに、地球温暖化防止対策として注目される新エネルギー技術のひとつです。
文字どおり、冬期間に蓄えた、「雪」、「氷」を冷気の必要な期間に使用することで、冷房・冷蔵・冷凍に必要な「電気」、「化石エネルギー」を削減するという仕組みです。
日本最大の家畜ふん尿バイオガスプラントが稼働する鹿追町では、雪氷冷熱エネルギーの取り組みも盛んで、氷室を導入して、農産物を貯蔵しています。農作物貯蔵に適した温度を保ち、氷による適度な湿度でおいしさをキープ。「じゃがいもは、冷蔵されている間、でんぷん質が糖質に変化を続け、どんどん甘くなっていく」とのこと。(役場Xさん談)
「道の駅しかおい」では、「氷室貯蔵じゃがいもパン」が販売されています、北海道の冬がつくりだした甘さがたまらない一品です。

2010年3月30日火曜日

帰国しました、キルギスの皆様お世話になりました。

西崎コースリーダーをはじめ多くの皆様のおかげでキルギス調査も無事終了いたしました。3月20日早朝ビシュケクを出発し、モスクワ経由で21日夜、帯広の自宅に到着いたしました。
出発前は準備期間が短かったこともあり、現地での生活はどうなることかと思いましたが、今思いますとキルギス生活30日間は短いものでありました。キルギスタンでバイオガスが普及することを遠く日本から願っています、プロジェクトは12月までとのことですが、皆さん頑張ってくださいね。
写真:調査最終日、キルギス農業省へ調査レポートを報告いたしました。

2010年3月8日月曜日

完成!バイオガス公衆浴場バーニャ

チョン・クズルスー村のバイオガスプラント、公衆浴場の改修工事が終了、シャワールームと木製の階段状ベンチが着いたサウナルームが完成しました。3月8日の女性の日には、むらの女性に無料開放、翌9日には男性に無料開放され、評判は上々でした。


2010年3月5日金曜日

バイオガス公衆浴場






チョンクズル・スー村で改修工事をしている公衆浴場でのバイオガスプラントが、いよいよ来週完成となります。
現在は、ガスタンクの改修作業を急ピッチで行っています。
写真:鋼製ガスタンク
月曜日には、村民に対して無料開放する予定、屋内では煉瓦詰みのサウナルームを作成中、その外側がシャワールームになっています。
写真は道路の水汲み場(タップ)で、水を汲む少年。水道は家の中にはなく、水を家の中で利用すること自体、重労働を強いられます。これでは、お風呂に入る回数も減りますよね。